悲しいコブ男の物語

コブ男とは最近産卵シーズンの真っただ中のコブシメのあるオスのことである。
本日4月10日、コブ男は天気もいいし、意気揚々とハナゴイに向かいメスをナンパしようと出かけて行った。
コブ男「今日もハナゴイのサンゴは綺麗だな~。光を受けてサンゴがキラキラしてるぜ!おっ!産卵シーズンのこの時期、カワイ子ちゃんがいるじゃないのー」
コブ子「あら、あそこに中途半端な体の大きさのブサ男がいるわ・・・しらんぷりしとこ。」
コブ男「おっ、あの子完全に俺を意識してるな。そりゃそうだ、このオスの紋様をはっきり浮き出させてさらに体の大きさをアピってるんだからな。フッフッフ。」
コブ子「なんかヤな感じ・・・」
コブ男「今だ!コブシメの愛のディープキスいったるでー!」
はたしてコブ男の走りすぎた愛の結末はいかに!?
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半ば無理やりともいえるコブ男のラブアタックは失敗に終わったのであった。
教訓。
イカも魚も人間も、愛をささやくには優しさが必要である。
うーん、名言!
コブ男「今日は失敗に終わったな。。。しかし今日はざっと見るだけで7匹もいたぜ!俺よりデカイ怖そうなのもいたしな。」
そう、今日は7匹いて、それぞれが産卵に向けて準備をしているところだった。
ちゃんとカップルになって産卵してたコブシメいたのである。

コブ男「人間たちは帰って行ったか。船の上でリゾート気分で弁当を食べた後山本SPでも楽しく潜って帰ったみたいだな。しかも名瀬に帰るときイルカも見れたみたいじゃないか。」
そう、名瀬に戻るとき鏡のような水面に、イルカの光るような体が浮き上がったのである。
人間たちが喜んでそれを見たのは間違いない。
コブ男「今日は失敗だったけど、まだまだ産卵シーズンは続くぜ!次は絶対成功させるから、見に来てくれよな!」
4月10日、ちょっと悲しいコブ男の物語・・・
奄美大島ダイビングショップ『エンドレスブルー』 高見)

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