究極の奄美のダイビングポイント『サンドン』

今やあまり潜ることのない奄美の究極のポイント、その名もサンドン。
そこの魚たちは本物の野生であり、人間を見るとどの魚も興味を示してやってくる。大きく育ち、群れに群れるサンドンの魚たちを今日も動画を交えて紹介していこうと思う。
26日のお昼過ぎに名瀬港を出港し、約2時間弱の航行。方角は奄美大島の北端、笠利崎灯台からさらに北東へ船を走らせる。
しばらくすると、こんなに陸と離れた所なのに、ポツンと岩が顔を出している。
サンドン岩
画面中央少し左の岩がその岩である。
潜るのはそのまわりにある20~30mの浅瀬にせり出す岩のまわり。そこに野生のパラダイスは、ある。
アンカーを下ろしてみると、こんなに外洋なのに流れがまったくない。ガンガンに流れていることがほとんどだが、流れすぎていると潜れないのでこれは潜るチャンス!
期待を胸に潜降していくとなんと!
そこには魚たちのパラダイス。野生の魚たちは人間も野生の生物として認めてくれるように近寄ってくる。
前にいるダイバーのまわりに魚たちが集まってきているのがわかるだろうか?

写真を撮っていると、魚が近すぎて撮りにくいことも多々あった。
これはテングハギモドキという魚なのだが、写真のフレーミングを考えていると、奥の方からM級のロウニンアジ出現!すかさず動画でゲット!

ワイドコンバージョンレンズがついていたのでまあまあの近さに見えるが、実際はロウニンとの距離約2mであった。
うーん、かっちょイイ!!
これは別ショット。
ロウニンアジ

間近テングハギモドキ。
テングハギモドキ

いた魚の数は数知れずだったが、写真には撮りきれなかった。
1、サメ
2、グレートバラクーダ
3、テングハギモドキ
4、ホシカイワリ
5、カスミアジ
6、ロウニンアジ
7、ムレハタタテダイ
8、ウメイロモドキ
9、アカモンガラ
10、クマザサハナムロ
11、その他
群れ系と大物系で目に入ったのは以上。目の前に魚がいすぎて上を見る余裕がなかった。
流れがあればカジキも出そうな海だ。イソマグロの群れの観察例もある。
流れがまったくなかったのに爆群れの魚達。きっと程よい流れがあればそれ以上のものすごい数がいることは間違いない。
奄美のポテンシャルには未だワクワクさせるものがある。
今日も奄美の海に感謝!
(エンドレスブルー 高見)

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